SSブログ

グアナフアトの仮装行列estudiantina [旅]

Estudiantina1.jpgEstudiantina(エストゥディアンティーナ)の元は、スペインのTuna(トゥナ)を真似たものです。

昔の学生に扮して、楽器演奏と共に歌いながら街を練り歩くというもの。ただ、マリアチスのような華やかな音楽とは違っていました。グアナフアトでは、週に2度おほど催されていました。集合時間は夜8時45分とかなり遅かったので、夕食の後オレンジ色の光に照らされた美しく安全な街を散歩していました。早い時間から、昔の学生の衣装を着た男性達がウロウロしていて、カメラを向けると、笑顔でポーズをとってくれます。歩いているうちに道に迷って、集合場所のフアナ劇場前にたどり着いた頃には、既に始まっていました。

企画としては、街を歌いながら、練り歩き、ところどころで、グアナフアトについて歴史や伝説などが語られる、というもので、この土地を知るためには、楽しいアイディアだと思いましたが・・・
Estudiantina2.jpg

参加者を巻き込みながら、歌ったり踊ったりが始まり、出身地などが質問されます。またもアジアからは私一人でした。YO, JAPON(私は日本だよ)と元気よく言ったものの、メキシコシティでのツアーとは訳が違い、私以外はほぼ全員スペイン語圏の人達だった上、基本的にamor、愛を語るという土台がこのイベントにあったので、変わった経験ができたのは良かったですが、この場合の一人参加では、特に外国では人見知りのない私でも馴染みにくかったです。恋人同士で参加するのが一番楽しいでしょうが、「はい、ここで抱き合って!」「はい、ここでキスして!」ということが、当たり前に指示されるラテンの世界ということは知っていた方が良いかも知れません。
Estudiantina5.jpg

途中でとっくりが曲がったような変わった形の瀬戸物が渡され、オレンジジュースが注がれ、飲みながら歩きました。
Estufiantina6.jpg

後半では男性が、それぞれ自分の彼女や奥さんに花を渡すというイベントも設定されていて、「一人参加の人も心配しないで大丈夫!」と語りの男性が叫んではいましたが、何が起きるわけでもなく、周りでカップル達が愛を確かめあうのを見ているだけ、で正直なところ、一気に興ざめしてしまいました。

フィナーレは、Callejón del beso (口づけの小道)で、一番狭い通りは68センチしかありません。両脇の家からキスができる程狭い通り、ということでこの名がつけられました。ここには、親に反対されているある若い恋人同士の伝説があり、参加者からあるカップルが選ばれ、指示に従って、即興で芝居をさせられていました。
「ここでは軽いキス」
「はい、じゃあ今度は激しくディープ・キス」
カップルは言われた通りにしますが、ここでは解説者が二人を隠して皆の笑いをそそっていました。
伝説では、二人の恋愛に反対していた女性の父親が、結果的に娘を刺してしまう、という悲劇で終わります。

エストゥディアンティーナは、ラ・ウニオン公園のInformationで薦められて参加してみましたが、滅多にないユニークな体験でした。メキシコ人の彼氏とでも参加できたら、最高に楽しいのだろうな、と思います。

これも体験!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。