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楽しい現地ツアー? [旅]

海外のツアーはもちろん日本からもたくさんありますし、現地でも日本語通訳付きのツアーはあるでしょう。
でも、日本語がなくても良い、という人は現地のツアーに直接参加する方が、確実に安いし、外国を味わえます。日本人向けのツアーは、特に値段設定が高いという話も聞いています。
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また、個人的な感想を言わせてもらえば、日本からのツアーは特に、免税店やお土産店がたくさん含まれていて、観光より買い物が目的になっている印象を受けます。旅行会社とお店が契約していて、商品が売れればその分会社側にもいくらか入るわけです。お客さんを紹介するのだから、ビジネス的には当たり前かもしれませんが、免税店ばかり連れて行かれてはたまりません。

ミュンヘンとウィーンにツアーで行った時は、三越に連れて行かれました。
例え少しくらい高くても、私は現地の人と話をしながら買い物がしたいので、そういう時はグループから抜けて、街を散策していました。

確かに、旅行社はプロですから、様々な繋がりもあり、多くの場所に簡単に連れて行ってもらえます。
そこで、お勧めなのが先に書いたように、現地のツアーです。特に、その土地が全く分からない初日に、現地のツアーで外観をつかむというのはお勧めです。2~3時間でその都市を回れる簡単なツアーは、大抵どこの都市にもあるはずです。2階建てバスとか、遊園地の乗り物みたいのとか。後は旅行社の日帰りツアーですね。

メキシコの話に戻しましょう。
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メキシコシティに関しては、もう何度も行っている場所なので、今回はメキシコ国立自治大学とフリーダ・カーロの家に行ければ良いと思い、電車やバスなどでの行き方を検討していましたが、ちょっと面倒くさい。あと、できればアステカ時代の名残と言えるソチミルコにも行ってみたいけど、ボートに乗って食事をしたりするのに、一人で直接行って大丈夫だろうか…

などと考えていたところ、現地の旅行社Amigo Tour に上の3カ所を1日で周れるツアーがあったのです。日本にいるうちから、ネットで予約を入れておきました。

メキシコ・シティに夜到着した翌日の朝9時からのツアーという強行軍でしたが、旅行にはトラブルが付き物ですから、やりたいことは最初に計画した方が無難です。メールの返事では、10分前には出られるように、ということでした。

朝8時20分頃朝食から部屋に戻り、さて出かける支度を始めようと、バスルームに入ったとたんに電話がなりました。「まさか」と思いながらも「ブエノ?(メキシコでもしもし)」と電話を取ると・・・
「アミーゴ・ツアーです。ツアー予約してますよね?」
「もうですか?」
「はい、もう時間です。」
うそーーーー、内心パニックでした。

「ちなみに、上の2行、スペイン語では両方とも “¿Ya?(ジャ)”(もうですか?) “Sí, ya.(シ、ジャ)”(そう、もう時間です。)二人とも、言葉は「ジャ」だけで、会話が成立します。yaは、既にという意味の言葉ですが、何かを始める時、終わる時の呼びかけと応えの両方にも使えるので覚えておくと便利ですよ。」

彼いわく、「25分前には迎えに行くという確認メールが行ったはずだ。」
そんなメールは来ていません。「10分前と書いてあった」
そんな言い合いをしていても仕方がないので、10分待ってくれと頼みましたが、他の人も待っているから、置いていくと言い出す始末。それでも、5分だけということで交渉成立。大体は用意してあったバッグをつかんでトイレも行かずに降りていきました。会ったところでまたも言い合いになり、証拠メールを見せると、それは最終確認のメールではないとのこと。どうやら、事務方のミスだったようです。

しかし、「時間には非常にルーズなメキシコ人」のはずが、こんなに時間に厳しいとは、メキシコも変わったのかな?とモヤモヤ気分で始まったメキシコ初日でした。

10人乗りくらいのバスに乗っていたのはメキシコ人風の客5,6人。一応「オラ!(こんにちは)」と挨拶しても、何となく待たせたという想いもあり、居心地は今一つ。バスはホテルを巡って観光客を拾っていきますが、しばらく行ったところで、
「テオティワカン行きの人はここで降りて、違うバスに乗り換えてください」
へえ~、面白いことをする、と見ていると、先ほどの全員が降り、車には私一人。
なんだか、変わった展開になってきました。

しばらくすると次々と新たなメンバーが乗ってきて、
それまで全スペイン語だった世界が一気にアメリカになり、
英語とスペイン語という私の大好きな言語だけの空間になりました。アルゼンチンの家族にスウェーデンの夫婦もいました。

¡Yo Japón!(日本もいるよ~)と私はアジア代表。
人種ごちゃまぜ、私の大好きな世界です。
ツアーバス.jpg

最後にピックアップされたのはカナダ人女性。隣の席になりました。彼女も一人参加。
それが、彼女は本当は最初のピックアップで、なんと迎えが7時半に。まだ朝食から部屋に戻ってなかったので、「また来る」とホテルに言い残して置いて行かれたとか。結局最後になったので1時間半待ち。いつ来るのか?本当に来るのか?で1時間半は長いですね~
でも、なるほど。これで、「置いていく」の意味が解りました。
でも彼女もピックアップ時間の連絡はなし。私だけじゃなかった。でも、そのおかげで隣の席になったことには運命的な意味がありそうです。

こんな感じで、あっと言う間に意気投合。私が、
I'm "soltelona (スぺ語でオールドミス、(他人に言ってはいけませんが、自分のことをこう言うと受けます。))"と言うと、
Me too!!!!  きゃはははははは!!

その後二人で喋りたおして、昔からの親友のように1日一緒に楽しみまくったのでした。
NYから一人参加の年配女性が、
「あんたたち二人で参加なの?」
「No,さっき初めて会った」
素敵な出会い、これも一人旅の喜びの一つです。
(一人参加の方が他人と関われる気がします。)

写真はこの日最後のソチミルコ。女性だけに花がプレゼントされました。ソチミルコの話は改めて!
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